Debian ver10(buster)固有の情報のページ
UEFI Boot 対応ノートPC へのインストール†
UEFI Boot の設定†
- インストーラを外部 DVD / CD ドライブから起動する為には、UEFI の設定を向上出荷時設定から変更する必要がある。
- Windows プリインストールマシンの場合、出荷時設定の状態だと、BIOS 搭載機のように「電源投入時にF7キー(BIOSによってどのキーかは異なる)を押せばBIOS設定画面が立ち上がる」というわけには行かない。その場合は、以下の手順で立ち上げる:
- Windows の「スタートメニュー」→「設定」→「更新とセキュリティ」を選択。
- 「回復」を選択し、「今すぐ再起動する」を実行。
- 再起動時にオプションメニューが表示されるので、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェア設定」→「再起動」を選択。
- "* Setup utility" 画面が起動する。
- UEFI Boot は OFF にする。
- インストーラの起動に使用するドライブ(外付けDVDなど)が Boot の対象になっていなければ、対象となるように変更する。
grub のインストールに失敗する時†
- 一旦、インストーラを終了する。この段階では、grub 以外のインストールは全て完了しているはず。
パーティション /dev/sda2 の /vmlinuz カーネルは、カーネル引数として root=/dev/sda2 quiet を指定して、手動でブートする必要があります。
- インストールディスクから起動し、レスキューモードに入る。
- CD/DVD ドライブからブートできない場合は、 UEFI を Disabled にすれば解決する場合がある。
- レスキューモードのガイドに従い / と efi をマウントした後、/ ファイルシステム上の shell を起動するメニューを選択する。
- grub2 をインストールする
# apt-get install grub2
- grub を起動ディスク(ここでは /dev/sda とする)
# grub-install --target=i386-pc --force /dev/sda
- 起動パーティションではなく、起動ディスクに対してインストールする。
- grub はディスクだけではなくパーティションもインストール対象として選ぶことが出来るが、update その他のタイミングで破損してしまう可能性があるということで、推奨されていない。
- レスキューモードを終了し、reboot する。
Net†
wifi†
- wifi の F/W は non-free であるため、Debian インストーラには含まれない。下記より手動で手に入れる必要がある。
その他wifi†
X11†
Desktop†
日本語入力†
- default の入力環境は、 uim-mozc
- 多言語入力の都合で、ibus-mozc 環境に乗り換える
kernel 5.x†
- debian10 で導入されているカーネルは 4.19.x
- 他のバージョンのカーネルを使用する場合は、自分でソースを取ってきてビルド&インストールするか、backports から導入することが出来る。
backports からパッケーで導入する場合†
- 導入元を設定する
# echo "deb http://ftp.us.debian.org/debian/ buster-backports main" >> buster-backports.list
# echo "deb-src http://ftp.us.debian.org/debian/ buster-backports main" >> buster-backports.list
- インストールする
# apt-get install linux-image-5.8.0-0.bpo.2-amd64
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
提案パッケージ:
linux-doc-5.8 debian-kernel-handbook
以下のパッケージは「削除」されます:
crda wireless-regdb
以下のパッケージが新たにインストールされます:
linux-image-5.8.0-0.bpo.2-amd64
アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 2 個、保留: 5 個。
50.4 MB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 282 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n]