Debian ver9(stretch)固有の情報のページ
UFEI Boot 対応ノートPC へのインストール†
UFEI Boot の設定†
- インストーラを外部 DVD / CD ドライブから起動する為には、UFEI の設定を向上出荷時設定から変更する必要がある。
- Windows プリインストールマシンの場合、出荷時設定の状態だと、BIOS 搭載機のように「電源投入時にF7キー(BIOSによってどのキーかは異なる)を押せばBIOS設定画面が立ち上がる」というわけには行かない。その場合は、以下の手順で立ち上げる:
- Windows の「スタートメニュー」→「設定」→「更新とセキュリティ」を選択。
- 「回復」を選択し、「今すぐ再起動する」を実行。
- 再起動時にオプションメニューが表示されるので、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UFEIファームウェア設定」→「再起動」を選択。
- "* Setup utility" 画面が起動する。
- UFEI Boot は OFF にする。
- インストーラの起動に使用するドライブ(外付けDVDなど)が Boot の対象になっていなければ、対象となるように変更する。
grub のインストールに失敗する時†
- 一旦、インストーラを終了する。この段階では、grub 以外のインストールは全て完了しているはず。
- インストールディスクから起動し、レスキューモードに入る。
- レスキューモードのガイドに従い / と efi をマウントした後、/ ファイルシステム上の shell を起動するメニューを選択する。
- grub2 をインストールする
# apt-get install grub2
- grub を起動ディスク(ここでは /dev/sda とする)
# grub-install --target=i386-pc --force /dev/sda
- 起動パーティションではなく、起動ディスクに対してインストールする。
- grub はディスクだけではなくパーティションもインストール対象として選ぶことが出来るが、update その他のタイミングで破損してしまう可能性があるということで、推奨されていない。
- レスキューモードを終了し、reboot する。
Net†
wifi†
- wifi の F/W は non-free であるため、Debian インストーラには含まれない。下記より手動で手に入れる必要がある。
X11†
Desktop†
- default のデスクトップ環境は MATE
- Debian/ver8 から Cinnamon などバージョンアップに因る変更があるものの、大差ない。
日本語入力†
- default の入力環境は、 uim-mozc
- 多言語入力の都合で、ibus-mozc 環境に乗り換える
- uim-mozc と ibus-mozc の比較
項目 | uim-mozc | ibus-mozc |
emacsでの多言語入力 | setxkbmap を使っても、フルスペックでの入力は不可。M-x:set-input-method で切り替えるしかないが、これだと emacs の特殊なキーバインドを使わなければならない。 | ibus上で各言語切り替えを利用すれば、emacs でも他のアプリケーションと同じキーバインドで多言語入力可能。 |
入力言語切り替え | setxkbmap <言語> で切り替え。 | ibusで設定したキーで切り替え。但し多言語から日本語に戻る際、何故か "setxkbmap jp" を打たないと y と z が入れ替わったままになっている。 |
- ibus の設定
- 「詳細」の「システムのキーボードレイアウトを使用する」のチェックを外す。
keyboard†
Caps Lock†
- デフォルトでは、"Caps Lock" キー単独で Caps Lock On/Off となり、 Shift キーとの同時押しでは逆に効かなくなっている。
- Shift + "Caps Lock" で Caps Lock On/Off にするには、下記を実行する:
参考リンク†
cinnamon†
- GNOME2 あたりのテーマファイルでも、 ${HOME}/.themes 以下に配置すると認識される
- 「設定」‐「テーマ」‐「ウインドウボーダー」で、上記テーマを選択出来るようになる。
- 「ウインドウボーダー」で mwm(Motif Window Manager)系を使用する場合、「コントロール部分」で選択したアイテムによって foreground / background の表示に差があったりなかったりする。青色系で良ければ "BlueMenta" あたりは見やすい。
skype†
seamonkey†
- seamonkey 公式サイトから x86_64 版がリリースされているのでそれを入れる。よって、「64bit環境で32bit版を動かす」といった作業は不要になる。
- Debian 9 固有ではない seamonkey の情報は、App/Browser#seamonkey へ。
opera†
- 公式サイトから debian package を取得してインストールする。
- ただし、stretch に正式対応していないらしく、インストール時に依存関係でエラーになる。それでも一応動きはするが。(2017-08-11現在)